なぁにこれぇ

僕がゲーセンを後にする頃、外はもう真っ暗だった。
夜だというのに駅のコンコースでは爆音ライブが開催されている。近所迷惑。

空を見上げた。
今日も土星の輪が綺麗に見える。
ふと視界を何かが横切った。流れ星だ。たくさん見える。
今日は、流星群の日だったか。

しばし上を向きながら帰路につく。


次の日


いい天気だ。
大好きなあの人と駅のコンコースを歩いた。
僕が手に触れると、ちゃんと握ってくれた。

空を見上げた。
飛行機雲が一筋。

その飛行機が急に進路を変えたかと思うと、みるみるうちに墜落した。
何があったんだろう。方向からすると東京…
彼も心配そうに空を見ていた。

それから次々と飛行機が同じ場所で墜落し、辺りはあっという間に悲鳴でいっぱいになった。

少し考えた顔をした後、彼は走り出した。
駅から外れた細い路地。奥には怪しげなネオンの扉、人影…
ここは実力さえあればどんな情報も手に入る店だと彼は言った。なんのことだろう。
危ないからと、僕は外で待たされた。

薄気味悪い場所。早く帰ってきてよね。




…うん。変な夢見た。
土星が肉眼で月くらいに見えたんだから地球じゃない、よな…でも、東京？（´・ω・）
規模のでかいプラネタリウムとかかな…さっぱりわからん。
彼は結局誰なのかよくわからなかった。身長高くて、先生みたいに慕ってる人だったような。