あぁ、11月か…

しまうの忘れた。しまった。ごめんなさい。

11月だ。
また11月だ。
毎年こうだ。
いつも11月になると最悪なことが起きる。いや、最悪なことばっかりだ。
死にたいんじゃない、死んだほうがいいんだ。僕なんかいないほうがいい。そう望まれている。言葉にしなくても伝わってくる。いないほうがいいのに。どうして生きてるの？役に立たないなら死んでよ。いなくなってよ。邪魔なんだけど。消えてくれない？あんたみたいな出来の悪い奴生まれなければ良かったのに。
ずっと、そう言われてきた。そう言われ続けている。
その言葉が根っこで、土台で、そこから育ったのは漠然とした悲しみと怒り、恨み、憎しみ、どうにもできなくて、自分を納得させるために考えて考えて全部否定して押さえ込んで、死んだほうがいいというのが事実だと思う他に納得することができなかった。他に何もできない、確かに何もできない、僕はどうしようもない奴なんだ。
だから死んだほうがいい…いなくなったほうがいい…どうしてもそっちに考えが向く…これをやめなきゃいけないのに。

11月が終わったら気分も晴れるんだろうか。それともまた来年の11月に怯えて夏が来るのを待つんだろうか。
11月が怖い。生きてちゃいけない気がする。死にたくないけど死んだほうがいい気がする。死ななきゃいけないんだと思う。何もできないから。何もできないのに。