繰り返す楽しみ

単純作業の面白さは、作業自体が簡単である（つまり"できる"という喜びが自信に繋がる）ことと、やりながら研究することで新たなことを発見できることにある。
繰り返すことで、こうしたほうがもっと効率いいじゃーんとか、こうしたほうがもっと面白いじゃーんとか、考えたりするのが楽しいのだ。
また、成し遂げた分だけ目に見えて成果がわかればそれもやっぱり楽しくなる。達成感というやつか。

--面白いのここまで--

しかし、残念なことに僕にはそういう機会はあまり与えられなかった。
例えば推理小説の犯人のような、自分で発見していかなければならないことを最初からダメにされてきた。
よって、ある類の能力が著しく乏しい。勝手がわからないから。

いきなりフルコース作って、って言われたら無理だけど、ひとつひとつ練習して作れるようになったら自信もって「作れるよ！」って言えるようになる。
最初はその「ひとつひとつ」から始めなければいけないのだが、僕は最初からフルコースを作れる人間でなければいけなかったらしい。
RPGで言うとスタート直後にラスボスを倒せと言うようなものだ。強くてニューゲームか仕様かバグかチートでもない限り無理。
まぁそれがようやく「無理」だと気付いたのは最近のことで。これからは無理なことははっきりと「無理」だと認識することにしようと思う。
まずは、自信もって「それなら簡単にできるよ！」って言えるようになるのを目指して「ひとつひとつ」から始める。
RPGで言うと情報収集、レベル上げ、スキル習得、仲間を見つける、装備やアイテムを調達する、などなど。やることはいっぱいだ。
準備を整えなければ達成は困難。ならば準備を整えることに集中するのが一番いい。できることからやるのだ。
そしたらきっといつの間にか無理だった一言が言えるようになっているはずだ。

僕がまずやることは
「関係ない」と「それはお気の毒ですが」だな。本に書いてあったから参考にする。
それから、本心を理解することだ。ごちゃごちゃした部分を区画整理するのだ。～目指せ均整都市～
最初から上手になんてできない。少しずつでいい。

できればeasyモードから始めたかったが、僕の人生は最初からhardモードだったようだ。
ちょっといじくってeasyモードにできるように頑張る。
単純作業は面白い。この作業は簡単ではないけれど。簡単になるように試行錯誤しよう。