僕がなぜいちいち人間観察するのか

"普通の人"が気になって気になって夜も眠れないどころか朝になっても眠れない王子ですごきげんよう。

世間では当たり前のことが、僕にとっては不思議で不思議でしょうがないのだ。昔からずっと。
電車が電気で動くのも、飛行機が空を飛ぶのも、蛍が光るのも、車のえんじんがリア充の爆発によってブブゼラのピストンで回転して歯車が噛み合ってタイヤが回るのも。まるで魔法か何かのようだ。

長いので収納。

そんな僕が不思議に思って「学校に行く理由は？」と尋ねると大抵「学校行って勉強しないと仕事できないからかなぁ、そんなこと考えもしなかった」というような答えが返ってくる。今までに5人くらいにしか聞いてないけど。
僕からしてみればその考えもしなかったことが考えもしなかった。
僕が知りたいのは、どうしてそんなふうに思うようになったかという根本的なことだ。
というのは、僕がその根本的なことについて知る機会がなかったためだ。
世間の常識や暗黙の了解をほとんど知らないまま時間だけが過ぎて、未だにそれらがわからないまま時間だけが過ぎていっている。完全にタイミングを逃した。うろうろ。
"普通の人"がどう思いどう考えどう行動しているのか、根源はなんなのか、きっかけはなんだったのか、そういうのが気になって気になって仕方ないからついつい観察して分析してそれでもわからなければ様子を見て質問してみたりして、データになかったりなんとなく不自然な感じがする人を勝手に要注意人物にして密かに警戒する。逆に言えばそれだけ興味がある。未知の領域。
そう未知なことが多すぎる。保育園で遊んでいたら次の日から学校（まず学校がなんなのかわからない）に通うことになっていた！なにそれおいしいの。僕まだ寝てたい。起きたら遊びに行きたい。ので家にいることしたわけだが。
「なんで学校行かないの？」と聞かれればむしろ「なんで学校行ってるの？」と聞きたいくらい。そんなよくわからない場所に強制収容されるくらいなら公園で木登りがしたい。

それがそのままの状態で現在に至る。今でももちろん意味がわからない。
先日ようやく西暦の意味に気付いてなんだかすごい発見をしたような気分になった。すげぇ。時計とカレンダーと1998年と2010年が繋がった。すっげぇ。大発見だこれ。
コンセントの穴が鍵とぴったりだった時くらいスッキリした。そうか、西暦ってそういう意味だったのか。

あぁ話がずれた。
とにかく僕は人としての基礎部分がない。基礎がないから家が建たない。建物という概念すらないかもしれない。
"普通の人"は上手いこと高層ビルになる。見よう見まねでやってみても基礎がわからないから上手くいかない。
だからその基礎の部分を知ろうとしてはみるがなんだかよくわからない。よくわからないまま時間が過ぎる。

今日も今日とて言いたいことがまとまらない。
…そして体からSOSが出始める。休める努力をしよう。ごめんねいつも無理させて。