ゲーム好きニコ厨の日常を描く壮大なプロジェクト
Posted by くるみ王子 - 2010.02.10,Wed
アリスはオオカミを警戒しながら森の奥へ向かっていました。
「私おばあさんの家に行かなくちゃいけないの」
「ダメよ!おばあさんが食べられちゃうわ!別の何かでオオカミを満腹にさせればきっと食べられないで済むから、一緒に探しましょ」
小さな赤ずきんにはまだよく理解できなくて相変わらずぽかんとしています。
少し離れたところを歩くオオカミがかわいそうになって、赤ずきんはオオカミに話しかけました。
「お腹がすいてるのねオオカミさん。何を食べたいの?」
「んー、肉」
「お肉はないけど…ケーキを少しだけわけてあげる」
優しい赤ずきんは、おばあさんに届けるためのケーキを少しだけオオカミにあげました。
「ありがとう!うめえ」
満腹にはなりませんでしたが、オオカミは嬉しそうにしていました。
「オレ、本当は人間だったんだ」
アリスと赤ずきんは同時に「えっ」と声をあげて驚きました。
オオカミが人間だったと言うのです。無理もありません。
「オレ、いつも"オオカミが来たぞ~"って言ってみんなを驚かそうとしてたんだ。そしたら本当にオオカミが来たんだけど誰も助けてくれなくて、逃げてるうちに夜になっちゃってさ、その日は綺麗な満月だったんだ。で、気付いたら自分がオオカミになってた。走り疲れて腹が減って…」
「そうだったの。大変だったのねオオカミさん…」
赤ずきんは悲しそうな顔をしました。
「こんなオレを助けてくれた嬢ちゃん達を食ったりしないさ。安心しな」
アリスはまだ少し警戒していましたが、ちょっとだけ安心しました。
「あ!」
森のだいぶ奥まで進んだところで、アリスはなんとお菓子でできた家を見つけました。
つづく
「私おばあさんの家に行かなくちゃいけないの」
「ダメよ!おばあさんが食べられちゃうわ!別の何かでオオカミを満腹にさせればきっと食べられないで済むから、一緒に探しましょ」
小さな赤ずきんにはまだよく理解できなくて相変わらずぽかんとしています。
少し離れたところを歩くオオカミがかわいそうになって、赤ずきんはオオカミに話しかけました。
「お腹がすいてるのねオオカミさん。何を食べたいの?」
「んー、肉」
「お肉はないけど…ケーキを少しだけわけてあげる」
優しい赤ずきんは、おばあさんに届けるためのケーキを少しだけオオカミにあげました。
「ありがとう!うめえ」
満腹にはなりませんでしたが、オオカミは嬉しそうにしていました。
「オレ、本当は人間だったんだ」
アリスと赤ずきんは同時に「えっ」と声をあげて驚きました。
オオカミが人間だったと言うのです。無理もありません。
「オレ、いつも"オオカミが来たぞ~"って言ってみんなを驚かそうとしてたんだ。そしたら本当にオオカミが来たんだけど誰も助けてくれなくて、逃げてるうちに夜になっちゃってさ、その日は綺麗な満月だったんだ。で、気付いたら自分がオオカミになってた。走り疲れて腹が減って…」
「そうだったの。大変だったのねオオカミさん…」
赤ずきんは悲しそうな顔をしました。
「こんなオレを助けてくれた嬢ちゃん達を食ったりしないさ。安心しな」
アリスはまだ少し警戒していましたが、ちょっとだけ安心しました。
「あ!」
森のだいぶ奥まで進んだところで、アリスはなんとお菓子でできた家を見つけました。
つづく
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1989/08/31
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ニコニコ広場で王子と名乗ってました。
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