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ゲーム好きニコ厨の日常を描く壮大なプロジェクト
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Posted by - 2024.05.10,Fri
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Posted by くるみ王子 - 2010.02.10,Wed
アリスと赤ずきんとオオカミは駆け足でお菓子の家に向かいました。

「すげえ!家がお菓子でできてる!」

腹ペコのオオカミはすぐに壁や屋根を剥がしてむしゃむしゃと食べ始めました。
アリスは家の人に怒られないか心配でした。

「誰かいるよ」

赤ずきんが気が付きました。
家の反対側に子供が二人いて、オオカミと同じようにお菓子の家を食べています。

「私赤ずきん。あなたたちはだあれ?」
「僕はヘンゼル。こっちは妹のグレーテルだよ」
「なにしてるの?」
「腹ペコだからお菓子を食べてるんだ」
「そうなの。オオカミさんと一緒ね」

オオカミが屋根を全部食べてしまったところで、中からおばあさんが出てきました。

「誰だい、私の家の屋根を全部食べてしまったのは」

みんなびっくりして逃げ出そうとしました。

「逃げなくてもいいんだよ、退屈していたところだ、中に入ってたくさんお食べ。混ぜると色が変わる面白いお菓子もあるよ」

オオカミは一目散に中に入ってクッキーやビスケットを片っ端から食べ始めました。
ヘンゼルとグレーテルはココアを飲みながらお菓子を食べました。
赤ずきんはおばあさんのためにお菓子をバスケットに入れました。
アリスは体の大きさが変わらないかどうか心配でしたが、思い切って色が変わる不思議なお菓子を頬張りました。

「あぁ~食った食った」
「お腹いっぱいになった?オオカミさん」
「あぁ、満腹だ」

赤ずきんはにっこりと笑いました。
ふと辺りを見回すと、アリスの姿がありません。

「あれ?アリスお姉ちゃんがいない」

なんとアリスは体が小さくなっていました。
小さくなったアリスは、包丁を研ぐ音に気付きました。
音のするほうに行ってみると、おばあさんが小さな声で何か言っています。

「子供が4人とオオカミが1匹…ふひひ、今すぐ料理して食べてやろう」

おばあさんが人食い魔女だと知ったアリスは、ポケットに入っていたきのこをかじってもとの大きさに戻りました。

「大変よ!私達食べられちゃうわ!」
「心配しなくても、もうオレ満腹だから無理」
「あなたじゃなくて、魔女に食べられちゃうの!」
「魔女?」

アリスはみんなにこっそり説明しました。
そして、逃げる方法をみんなで考えている途中で、包丁を持った恐ろしい顔の魔女が現れました。

「お前達、まとめて食ってやる!」


つづく
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プロフィール
HN:
くるみ王子
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1989/08/31
職業:
しがない自宅警備員
趣味:
ゲーム,音楽,絵描き,ニコニコ動画,鉱石
自己紹介:
誰が何と言おうと僕は王子。
ニコニコ広場で王子と名乗ってました。
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